仕事と冷え
仕事をする上で冷えに注意する点はありますか?
1日中、デスクワークをしている人がいます。座っていると、どうしても下半身の血流が滞り体は冷えてしまうわけです。長時間にわたって同じ姿勢でいると、筋肉が硬く固まり、血流障害によって老廃物なども流れていきませんから、肩こりや腰痛などとなって現れます。
首の骨はS字のカーブを描いていることが理想です。もしデスクワークをしながら、パソコンの画面を見入っていると、首が前に傾きいわゆるストレートネックになり、首こりも引き起こしかねません。ストレートネックは首こりだけでなくその他の不定愁訴の原因にもなります。
仕事をしている間、定期的に椅子から立ちあがり、体をほぐすストレッチや簡単な体操をするといいでしょう。ストレスの解消にもなります。
夏の冷えで注意する点はありますか?
やはりクーラー(エアコン)です。室温が必要以上に下がっていれば、体全体は間違いなく冷えます。また、室温を下げすぎないようにするとともに、屋外と室内の温度差もできるだけ大きくならないように注意してください。
冷たい空気は下にたまりますから、どうしても足下が冷えます。デスクワークでも立ち仕事でも同じです。若い女性でサンダルやパンプスを履くことが多い方もいると思いますが、これでは足下を冷やします。デパートの売り場で働いている女性などは、足の感覚がなくなるほど冷えて、歩くことさえおかしくなることもあるそうです。
もちろん、薄着も要注意です。半袖やノースリーブは仕方がないとしても、おへそを出す服装は避けたほうがいいでしょう。クーラーの効いた部屋で仕事をするときは、膝に毛布をかけたり、上着を着たりして体が冷えるのを防いでください。